1.満開佐倉文庫認定の「佐倉の桜」標本木の開花観察
 開花日:2007年   3月25日
      2008年   3月25日
 日々の気温を感じながら成長していく蕾が神秘的でした。
2.「佐倉」情報のマッピング         <2008年満開佐倉文庫情報大賞>
 地名「佐倉」、「佐倉」山/峠/谷/池/川/橋/神社/城/船、
 公共施設名「佐倉」、佐倉観光循環バス停 
 (ポイント追加候補:桐生市の佐倉、三重県安濃町の佐倉、長野県軽井沢町の佐倉、松阪市の佐倉川・佐倉橋、福島県舘岩村の佐倉橋)
 
 
3.小説に描かれた佐倉の場所のマッピング 
 「神様のボート」(左)、「死の棘」(右)
 

4.大鳥圭介と袖振り合った佐倉の人々が出てくる本
 高崎哲郎『評伝 大鳥圭介 -威ありて、猛からず-』では、荒井宗道、木村隆吉、林薫、津田梅子、津田仙との関わりの場面がある。また、前後の説明の中に西村茂樹、松本良順、佐藤泰然、木村軍太郎、堀田正睦が出てくる。
 大鳥圭介(1833-1911):播磨赤穂出身、幕臣、官僚、男爵。閑谷学校、適塾、江川塾で学ぶ。陸軍奉行、戊辰戦争、箱函五稜郭、欧米視察、工部省、工部大学校校長、工部美術学校長、元老院議官、華族女学校校長、学習院院長、駐清国特命全権公使(朝鮮公使を兼任)。

5.佐倉炭情報の収集
 ・小説に出てくる佐倉炭、桜炭 ・・・高杉晋作の即興の唄「桜炭 活けた炬燵にうたたねすれば  夢じゃ吉野の花盛り」(大きな思想が含まれているのかも)
 ・作法指導書に出てくる佐倉炭、桜炭 ・・・田辺和気子「女のつとめ」は復刊を期待
 ・社会記事、科学解説記事に出てくる佐倉炭 ・・・「中外商業新報」(1936)木炭の常識の解説記事
 ・歴史文化研究書に出てくる佐倉炭 ・・・佐倉炭の流通に関する研究資料(佐倉藩の流通政策)

6.富士山が見えるポイント探し
 佐倉から見えるはずがないと思い込んでいた富士山、寒風の吹く12月から2月はよく見える。
 市内の中心部の数箇所のポイントをレポート。今後は、西部、南部のポイント探し。



7.著作物の記述は正しいとは限らない  (西村勝三(若い時は、勝郎)の情報を例に)
 「佐倉藩の西勝郎」と記載した資料を見たのが発端。その参照元も同じ記載。その・の参照元は「佐倉藩の西村勝郎」のことを記載。また、その・の参照元は二男としている。別の資料では、牢獄に入った年の誤記、2件の罪状の混乱、死亡年令の誤記が見られた。
 また、元遊女であった夫人の名前も資料によって異なっている。
(国会図書館・近代デジタルライブラリーのWEBサイトで多くの明治の資料にアクセスできる。)

8.上総の国の「佐倉」探し
 『桜ヶ池宮神社考』で紹介されている、敏達天皇の3人の皇子が住み着いた御前崎市の佐倉、大船渡市の佐倉、上総・海上の佐倉に関して、大船渡の佐倉情報をいくつか入手した。
 しかし、上総の佐倉のことについての新たな情報を得ることは出来なかった。市原市の養老川左岸に着目して調査中であるが、既往の歴史資料ではこの地域の「佐倉」情報にまだ出会えないでいる。

9.満開佐倉文庫の文庫内検索
 機能整備のお手伝いをした。ご活用下さい。

10.(作業中)「古今佐倉真佐子」に出てくる「坂」の整理
 文章中の「坂」→当時の地図で確認(「四十の坂」と付記あり)→現在のGoogle MAPにマッピング。
 さらに、神社、寺院、「城下にひとつ、ここだけにある・・・」もできれば・・・。

11.庫外(1)「ポストマップ」 http://postmap.org/
 全国のポストのマッピング活動に参加。
 佐倉市内で、現役の差出用の丸ポストは15本。




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         2008年の主な司書活動:   節の介 2008.12.13

 2008年12月13日に開催された「満開佐倉文庫 オフ会」で配布した司書活動報告資料をホームページ用に再編集しました。(節の介)